FX専門用語解説

トレードスタイル

スキャルピングトレード

短時間で売買を繰り返す手法です。

約1分~の間にエントリーと決済を行います。

多くのプロトレーダーが利用しています。

デイトレード

1日の中で売り買いを行い、その日の内にトレードを済ませる方法です。

トレードは短期売買のため、スイングトレード(以下で解説)に比べて、

小さな利幅を狙って利益を得る方法です。

※ロット数をコントロールすることで、大きな利益も狙えます。

通常は翌日にポジションを持ち越さないので、大きな相場の変動にすぐ対応できます。

スイングトレード

中長期トレードで、1日~1ヶ月程度の間でエントリーと決済を行います。

ゆったりとしたトレードができるので、トレードに慣れるためには

最適なトレードです。

チャート

チャートソフトを使用してFXのトレードを行います。

通貨の値動きを時間で区切って、グラフで表示させたものです。

各証券会社によって使用するチャートは違いますので、自分にあったチャートソフトを使用するのが一番いいです。

海外の証券会社では、メタトレーダーチャートを幅広く使用することが出来ます。ちなみに私は、海外の証券会社の口座も開設していますので、このメタトレーダーを使用しています。使い勝手もよいため、日本でも利用者は多いようです。

各証券会社によって異なるのは、

各社が独自に開発したチャートソフトです。

メタトレーダーは各社が若干のカスタマイズはしていても、

基本操作などは同じです。

自動売買も混ぜて資産運用をしたい場合でも、

簡単にインストール出来るのでそういった面でも使いやすいです。

通貨ペア

FXを行う際には、必ず通貨での売買がやり取りされます。

通貨ペアとは、通貨と通貨の組み合わせをいいます。

代表的な通貨ペアは【ドル円、ユーロドル、ポンド円、ポンドドル、ユーロポンド】などがあげられますが、その他にも多くの通貨ペアがあります。

取引をする際には、世界的に多く取引されている

通貨ペアで行うのが一番いいです。

その方が値動きが読みやすく、急激な値動きも少ないため、

初心者の方でも取り組みやすいです。

通貨選びはFXの基礎の一つとなります。

利益を上げるには、どの通貨ペアを扱っているかも、今後重要な決め手となります。

ロングとショート

ロングは買う。ショートは売るという行為を指します。

ロングは安いところで買って、高いところで決済する。

ショートは高いところで売り、安いところで利益を確定する。

そうすることで、利益を上げていくことができます。

ロング=『買い』:通貨の価値が安いときに買って、

高いときに売る行為を言います。

ショート=『売り』:通貨の価値が高いときに売って、

安いときに買い戻す行為を言います。

ポジション

相場にエントリーして、決済せずにその状態を維持している注文ことです。

まだ決済をせずに保有している状態です。

例えば、1万ドル買っている時には「1万ドルの買いポジションを持っている」といいます。

また、売り買いを一つもしていないときには、「ノーポジション」ともいいます。

PIPS(ピップス)

外貨取引を行う際に使われる単位です。

円の最小pipsは1銭となり、100pips=1円(100銭)となります。

通貨ペアが多数あるため、pipsという単位で表すことで、分かりやすく表現します。

例)

ドル円のレートが1ドル=107.23円の時、最後(小数第2位)の3銭=3Pipsと表現されます。

ユーロドルのレートでは、1ユーロ=1.4325ドルの時、最後(小数第4位)の5の部分=5pipsと表現されます。

こちらも基礎の知識で、トレーダーは獲得利益を表現するときに○○pips獲得と表現することがほとんどです。


主要通貨ペア8種類における1pips(ピップス)の日本円換算一覧

以下上述した計算方法にしたがって、

ドル円

ユーロ円

ポンド円

豪ドル円

ユーロドル

ポンドドル

豪ドル米ドル

ユーロポンド

上記8つのメジャー通貨ペアで、エントリー枚数ごとに「1pipsが何円か」を表でまとめてみた。

※各通貨間のレートは全て下記で統一している。

1ドル=100円

1ユーロ=110円、1.1ドル、0.9ポンド

1ポンド=120円、1.2ドル

1豪ドル=80円、0.8ドル


1,000通貨でエントリーした場合

通貨ペア 1pipsの価値 日本円換算

ドル円 10円 ー

ユーロ円 11円 ー

ポンド円 12円 ー

豪ドル円 8円 ー

ユーロドル 0.11ドル 11円

ポンドドル 0.12ドル 12円

豪ドル米ドル 0.08ドル 8円

ユーロポンド 0.09ポンド 10.8円

1万通貨でエントリーした場合(5万円)

通貨ペア 1pipsの価値 日本円換算

ドル円 100円 ー

ユーロ円 110円 ー

ポンド円 120円 ー

豪ドル円 80円 ー

ユーロドル 1.1ドル 110円

ポンドドル 1.2ドル 120円

豪ドル米ドル 0.8ドル 80円

ユーロポンド 0.9ポンド 108円

10万通貨でエントリーした場合(50万)

通貨ペア 1pipsの価値 日本円換算

ドル円 1,000円 ー

ユーロ円 1,100円 ー

ポンド円 1,200円 ー

豪ドル円 800円 ー

ユーロドル 11ドル 1,100円

ポンドドル 12ドル 1,200円

豪ドル米ドル 8ドル 800円

ユーロポンド 9ポンド 1,080円

100万通貨でエントリーした場合(500万)

通貨ペア 1pipsの価値 日本円換算

ドル円 1万円 ー

ユーロ円 1万1,000円 ー

ポンド円 1万2,000円 ー

豪ドル円 8,000円 ー

ユーロドル 110ドル 1万1,000円

ポンドドル 120ドル 1万2,000円

豪ドル米ドル 80ドル 8,000円

ユーロポンド 90ポンド 10,800円

ロット

トレードする上で、どれぐらいの資金で取引するか、その時の取引通貨量の単位です。

1.0ロット、0.1ロットなどと言います。

通常、1.0ロット=10万通貨です。

※1.0ロット=1万通貨としている証券会社もありますが、ここでは1.0ロット=10万通貨で説明していきます。

つまり、1.0ロットの取引というのは、ドル円でいえば10万ドル分トレードを行うことです。

0.1ロット(1万通貨)で取引すると、1銭の値動きで約100円の損益が出て、

1.0ロット(10万通貨)で取引すると、1銭の値動きで約1000円の損益が出ると覚えておくといいでしょう。

レバレッジ

「てこ」という意味で、実際に持っている資金よりも多くの通貨量をトレードすることを可能にします。

例)

1ドル100円のとき、資金100万円で1.0(10万通貨)でトレードを行うと、1000万円分の資金を動かせるため、レバレッジは10倍となります。

計算式は・・・

▼100万円の資金で1.0ロットの取引をした場合

1.0ロット【10万通貨(1,000万円)】÷100万円(資金)=10倍

▼20万円の資金で0.1ロット(1万通貨)取引をした場合

0.1ロット【1万通貨(100万)】÷20万円(資金)=5倍

と、表現されます。

証拠金と剰余金

証拠金

トレードで大きなお金を動かすために最低限必要な担保金です。

ポジションを持った場合はロックされて動かなくなります。

証拠金はトレードにおいて非常に重要な部分です。

基礎となりますので、しっかり理解していきましょう。

剰余金

相場の動きによって変動する、余っているお金のことです。

証券口座に入っているお金のうち、証拠金として扱われていないお金のことです。

証券会社によって違いはありますが、余剰金が0になると、取引は勝手に終了させられます。

これを強制ロスカットといいます。

余剰金を多めに入れている場合は、余剰金が損失を大きくかぶらないように、リスク管理する必要があります。

そのリクス管理は自分で行うことができるので、コントロールできるので、、FXでは自分でリスクコントロールが可能です。

FXで稼ぎ続けるには資金量とロット数のバランスが重要です。

余剰金はロスカットに関係する重要な情報です。

こちらも基礎となりますので、しっかり理解していただければと思います。

スワップポイント

スワップポイントとは、簡単に言うと金利のことです。

通貨ペアで金利が高い方の通過を保有している場合、

その通貨ペア間の金利の差額がもらえるという仕組みです。

スプレッド

FXでは通貨を買うときと売るときの値に差があります。

その差額分をスプレッドといいます。

例えば、ドル円取引の場合、買値は80.35ですが、売値は80.32であったりします。

この時、スプレッドは3Pipsで、これは証券会社の利益にあたります。